諏訪・伊那地方に古くから伝わる「御左口神」は土地の精霊、農作の神様であり、巨石や大樹に宿って水と天候を司り、大地の豊穣をもたらしてくれるものと云われております。 諏訪上社では古くから諏訪・伊那
数寄屋には二つの意味がある。一つは茶の湯のための建物。他の一つは茶室建築の手法で作られた建物である。前者に於いては、その「精神」が問題とされ、後者に於いては、その「手法」が関心事となる。それで
「風景」を考えるようになったのは、いつの頃からであろうか。意識の上で顕在化したのは「建築」よりもずっと後のことであるが、潜在的には、おそらく子供の頃まで遡ることになるだろう。もっとも古い風景の
伊那谷―ふるさとの原風景 南アルプス(赤石山脈)と中央アルプス(木曾山脈)の峰々を配し、その嶺水を集めて流れ下る天竜川と、そこに広がる伊那谷は、厳しくも豊かな自然と庶民の生活と文化の歴史が凝
洋の東西、時代の新旧にかかわらず、「庭園」は「楽園」を求める願望の表象であった。無機的な風景に囲まれ、ストレスの多い現代都市においては、一層その意味するところは大きいといえよう。屋上は楽園とし